世田谷寺院墓地にて、コンパクトな墓地に重厚感あるG654平和の洋型墓石を建立

ご覧いただきありがとうございます。東京都内のお墓専門店、協和石材工業所の笹本です。世田谷寺院墓地にて、重厚感のあるG654平和の洋型墓石を建立させていただきました!

 

世田谷寺院墓地 新規建立 石碑:G654平和(グレー系) 土台:623

 

当社のすぐ近くのお寺様に墓地をお求めになった方から、新規でお墓の建立をご相談いただきました。さっそく墓地へ向かい、現地を確認します。

 

こちらがお求めになった墓地です。90cm四方のコンパクトな墓地です。お客様からは、「洋型のお墓がいい」ということと、グレーっぽい濃い色合いがいいというご希望もいただきました。ご希望を詳しく伺って図面を作成してご提案、石のサンプル等も見ていただいてご了承いただき、工事に入りました。

 

基礎工事から開始して、カロートの設置、石碑の据え付けと工事が進みました。今回の現場はクレーンが入れる場所でしたので、小型クレーンを使って設置工事を進めました。ちょうど棹石を吊り上げて据えようとしているところです。万一にもほかのお墓にぶつかったりしないよう、手を添えて慎重に下ろします。

 

一旦仮置きをしてから、接着するボンドや耐震パッド等を入れて据えていきます。黄色いテープは目地をきれいに入れるための養生テープです。

 

棹石を据えて全体に目地を打ち、花立や香炉を置いて完成です。石碑部分はG654平和というグレーの御影石を、土台のカロート部分は623という白御影石を使用しています。光の当たり具合によって、グレーの石碑部分も明るい色合いに見えたり、濃い目に見えたりします。

 

正面はご希望で、家名ではなく「想」のひと文字を楷書体で入れました。文字のバランスや配置は、お墓の棹石の大きさにあわせてレイアウトをご提案し、最終確認をしていただきました。香立は天面を丸くして、花立は角を大きく平面取りした八角形のような形です。洋型のお墓にあうような、少しデザイン性を持たせた形にしました。

 

右側面は建立年月と建立者の方のお名前を彫刻しました。棹石は面取りをして、上台も上部に細かく加工をしています。

 

お客様には大変喜んでいただけました。外からは分かりませんが、土台のカロート部分も棚を付けて二段にしているので、コンパクトな広さでもお骨壺をたくさん収納できる点も喜んでいただけました。また、今回のお墓は洋型なので横幅もしっかりあることから、敷地のコンパクトさを感じさせない、重厚感のある仕上がりになっていると思います。今後お参りされていて何かお困りの際には、どうぞお気軽にお立ち寄りください^^

世田谷周辺は今回と同様のコンパクトな墓地も多いですが、カロートに棚を設けてたくさんのお骨壺を収納できるようにするなど、狭小な敷地でもゆとりを持った設計は可能です。お骨の収納数は、お墓を受け継いでいくときには重要なポイントになると思います。今後も様々な工夫で、長い将来も安心してお参りいただけるお墓作りをお手伝いして参ります!