世田谷区のお寺様墓地にて、万成石のお墓をクリーニングしました

ご覧いただきありがとうございます。東京都内のお墓専門店、協和石材工業所の笹本です。今回は、世田谷区のお寺様墓地にて、お墓のクリーニングをさせていただいた事例をご紹介いたします!!

 

世田谷区寺院墓地 クリーニング

当社のすぐ近くにあるお寺様にお墓をお持ちのお客様から、「お墓が汚れているのできれいにしてほしい」とご連絡をいただきました。早速お墓を確認させていただきます。

 

こちらがご相談のお墓です。昭和59年に建立された、岡山県産の万成石(まんなりいし)のお墓です。建てられて38年が経過しています。お客様がおっしゃっていた通り、お石塔や土台の納骨室部分を含めて全体的に黒い汚れがたくさん付着しています。特に、石塔の黒ズミはかなりのもので、お客様が気にされていた部分です。日蓮宗のお寺様なので正面にはお題目が彫られていますが、文字の中も汚れで黒くなっているところがあります。まずは見積りをしてほしいとのことでしたので、どんな施工が必要か状況を確認します。

 

棹石の下、上台です。こちらは真っ黒になっています。平らな面なので水が溜まって、長い年月の間にカビや水垢などの汚れとなってしまったようです。

水鉢や花立です。水鉢は常に水が溜まっている部分なので、特に汚れが溜まりやすいです。石と石の継ぎ目あたりも水が溜まってしまうので、真っ黒になっています。

お墓の状況を確認して、クリーニングについてご希望を伺いました。お墓のクリーニングは、「どの程度まできれいにするか」というご希望に応じて施工内容が違い、費用面でも違いがあります。大きくは2通りで、ピンポイントで気になる部分だけをきれいにする方法、部分的にではなく全体的にきれいにする方法です。さらに、今後のことを考えて汚れが付きにくいようにコーティングをすることもできます。分かりやすいよう、過去の施工例のビフォーアフターをご覧いただいてご案内すると、「この機会にしっかりきれいにしたい」とご希望いただきましたので、施工内容のご説明やお見積りを差し上げて、クリーニングをお任せいただきました。

 

クリーニング完了です!!

全体的に黒ずんでいたお墓が、こんなにスッキリときれいになり、お墓全体が明るくなりました!^^

 

まずは全体に水洗いをしたあと、細かい部分をきれいにしていきます。お墓正面の文字部分は、ブラシでこすり、必要に応じて専用の薬剤を使って汚れをひとつひとつ落としていきます。上台前面にはご家名が彫刻されていましたので、こちらもきれいに汚れを落としました。

真っ黒になっていた上台です。こちらも水洗いをしたあと、墓石をきれいに磨く専用の砥石のような道具を何種類か使い分けて、薬剤も使用しながらきれいにしました。万成石は薄い桜色の石として知られていますが、もともとの石の色合いや石目も見えるようになっています。

 

水鉢や花立です。こちらもクリーニングの方法は同じです。水鉢は、ほかの部分と違って磨かれていないため、どうしても汚れが付着しやすい部分ですので、特に念入りにきれいにしました。水が溜まりやすい、石と石の継ぎ目部分もとてもスッキリしました! 土台の納骨室部分もきれいになっています。クリーニング作業では、力任せにやってしまうと石が欠けてしまうこともありますので、多少時間がかかっても丁寧に少しずつ作業を進めることが大切です。

 

お墓の裏側の狭い部分もこのようにきれいになっています。隅々まできれいにしたあと、汚れが付きにくくなるコーティング施工も行いましたので、今後は汚れが付きにくく、お手入れが楽になります。

 

お客様には、完成のご連絡を差し上げて、施工前後のお写真を郵送させていただきました。かなりスッキリと汚れが落ちて、明るくなったお墓の様子には喜んでいただけました^^ このたびは当社にご用命いただきまして、ありがとうございました。

今回は、お墓のクリーニングの施工例をご紹介しました。お話したように、お墓のクリーニングとひとことで言っても、仕上がり具合やその後の長持ち具合などで、費用面でも違いがあります。特にコーティングは、汚れが付きにくくなってその後のお手入れも楽になるため、今回のように全体的にきれいにする場合には、この機にコーティングまでされた方が今後のためにはおすすめです。また、「クリーニング」といってもどの程度きれいになるのか、口頭だけでは分かりづらいところもあると思います。当社では、実際の施工例をご覧いただいて、ご予算の範囲内でご納得いく方法を選んでいただけるようにしています。「本当にきれいになるの?」とご不安でしたら、まずはお見積りだけでもどうぞご相談ください^^


「お墓のクリーニング」については、こちらをごらんください>>
「お墓のクリーニング」